僕の彼女はハムスター: 2008年9月アーカイブ


「やっぱり外よ!うん」


今どこにいるかって?


ああ・・・街の中を歩いている。

 

さっきまでは電車。

 

そして、俺の鼻の頭にはバンソーコーが痛々しく貼ってあったりする。

 

「ねぇ、聞いているの!?」

 

肩からさげたかばんの中から甲高い声が聞こえる。

 

「ああ・・・聞いているけど返事はできんぞ」

 


「何で?してるじゃん、ばーか」

 


「独り言は不審に思われる」
ぼそっと回りに聞こえない程度に喋る。


「いいじゃん、変態なんだから」
さらっと、エリー。

 

とりあえず無視。

 

「監禁プレイしたじゃん」
誤解を招く一言。
※周りには聞こえてません

 

「誰が監禁プレイじゃ!!」

言った後でハッとなる!


ぬお・・・ハズカシイ。

 


「やーい、ばーか。私を閉じ込めた罰よ」

 


くそ・・・

 

 

遡ること2時間前。


閉じ込められたエリーは脱出を試みて、閉じ込められた1時間後に脱出していた。


脱出した後も、テーブルの上からベッドまで離れた場所を何とか渡る必要がある。


ベッドまでは本棚から上がれるとして、問題はテーブルの上から降りる方法。


こればかりは運に任せて、テーブルの上の本や、閉じ込めていたザルやその他もろもろを何とか投げて山ができるのに賭けた。

 

そんなにうまくいくわけのだが、そんなときほど運はエリーの味方、拓の敵(笑)
テーブルと壁の隙間をうまく使って降りることができた。

 

テーブルの下に落ちたいろんなものが無駄死に。

 

ベッドへは当たり前のように本棚の裏から上り、最後に鼻の頭を引っ掻いて起床。

 

もともと今日は出かける予定がなかったのだが、どうしてもエリーが外へ出たいと(ワガママ全開で)お願いしてきた。

 

まぁ・・・このままじゃトイレの度に起きる必要があるので、ゲージを買う必要もあるということで家を出た。

 

起床直後ネットをしようとパソコンの前に行こうとしたが、散々罵声を浴びせられ、駄々をこねるハムスター1匹に負けたのは言うまでもない。

 

 

・・・で、何故俺はこんなところに?

 

俺はハムスターのゲージを買いに、ペットショップへ行くはずだった。

 


事前の話でもそのはずだった・・・・

 

 

「私の生まれたペットショップに行くのよ!」

 


そのはずだった・・・

 


何故か誰かの声に導かれるままデパートのおもちゃ屋にいた。

 

誰かのなんていうまでもない。

 

エリー・・・お前何がしたい!?

 

2008年9月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

アーカイブ