僕の彼女はハムスター 1話 6

| | コメント(1)

「ご・・・ごめん。」

横で謝るハムスターを横目にひっくり返ったサラダボウルと、

 

水のかかった携帯をどける。

 

まさか、携帯まで被害が及んでいるとは思いもせず。

 


はぁ・・・

 

ため息がこぼれる。

 

「・・・ごめん。」

ハムスターの表情は全くわからんのだが、声のトーンが謝罪の様子を表していた。


いいよ。そろそろ携帯を変えようと思っていたし。


明日携帯を変えに行くとするか・・・って今日か。

 

そんなこんなでもう4時を回っていた。
とりあえずてきぱきと片付けて、カーペットをドライヤーで乾かす。

 


「そろそろ寝るぞ。
ほらぬれてんだろ?これで身体を拭け。」


さっと投げたタオルを器用にキャッチをして、エリーはころころ転がる。

 

俺は片付けた後、ドライヤーで自分の髪を乾かした。

 

コロコロコロ~

 


コロコロコロコロ・・・・

 


しばらく転がっていたエリーがうずくまってふと止まる。


・・・ぐじゅ。

 

ドライヤーの音でよく聞こえない。

 

スイッチを切り、エリーの方を見ると・・・。

 

「ねぇ・・・ぐじゅ・・・私捨てられる・・・?」

 

泣いてる。

 

顔をあげるハムスター
多分人間だったら泣き崩れた顔をしているんだろう。
相変わらず表情が全くわからん。


ただ・・・声は恐怖と後悔の念が混ざっている。

 

そんな気がした。


無理もない。
ペットショップから飼われた先がまさかのエサ。
隙を見て逃げたもののいくアテもない。
さらに外は大雨。


こんな雨の中投げ出されたらいくらなんでも・・・

 


「大丈夫、心配すんな。」

 


一言声をかけ、そっと頭に指を乗せた。

 

「うう・・・うわ~ん」

 

エリーは泣いて、泣いて、泣いた。
強がっていたもの全てを吐き出して・・・。
そして泣き疲れて寝てしまった。


そっとエリーを赤いクッションの上に移し、俺も寝ることにした。


外はどうやら雨はやみ、天気のよい土曜日を示しているようだった。


っていうかもう5時かよ。

コメント(1)

可愛い可愛いハムスターちゃんでも、
携帯壊されたら…ガ━━∑(´・ω・|||)━━ン
1匹1000円のハムスター
1コうん万円の携帯
やっぱり、ハムスターが優先ですね( ´艸`)ムププ

コメントする

2008年9月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

アーカイブ