僕の彼女はハムスター 1話 5

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時間は午前3時。


エリーは何をしているかというと、ゴソゴソと動き回っている。


もともとハムスターが夜行性のため、とても元気だ。
積み重ねてある本の隙間を飛んだり跳ねたり。

 

「ふう・・・
それにしてもきったないわね。」

 

ほっとけ。


10分動いて5分休憩くらいだろうか。


俺はそんな動くエリーを無視し、紅茶を飲みながら映画を見ていた。


「ねー」


無視


「ねーねー」


無視

 

「タクってコスプレ好きなの?」

 

ぶーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!

 

思わず口に含んだダージリンティーを吹き出してしまった。

 

振り返るとDVDケースを持ったエリーがいる。


「おい、返しておけコラ。」


「タク、あんた部屋の中掃除したら?
汚すぎるわ。体がホコリだらけよ。」


DVDケースを持ったハムスターに言われるほど屈辱なことがあるだろうか。
何のプレイだ、言葉攻めか。


「うるさい、ほっとけ。
ほら返せ。」


エリーからDVDを取り上げ棚に入れる。

 

「タク、お腹空いたわ。」


たった1時間前にあれだけたくさん食べたばかりだが、このハムスターはなんてことを言うんだろうか。
食料なんてあるわけがない。


「今日はもうない、俺はシャワー浴びて寝るぞ。」


「あ、私も浴びる!
ホコリくさいし。男臭いし。」


「何だその男臭いって。」


俺が言い終えないうちに次の言葉を言う。


「誰もあんたと一緒に浴びるわけじゃないからね!!
私の入るお風呂を用意して!」


この娘はなんて無茶を言う。


というわけで、しぶしぶ大きめのサラダボウルにぬるめのお湯を入れたものを用意した。


「覗いたら殺すから!!」


常に裸のハムスターに突っ込もうか迷ったのだが、めんどくさいのでそそくさとシャワーへと消えた。

 


そしてシャワーから出た俺が見た光景は、ひっくり返ったサラダボウルと、ぬれたカーペット。
そして、ビショビショになって動き回るエリーの姿だった。

 

もう少し考えて用意するべきだと後悔した。

コメント(2)

お風呂は、サラダボールでなくて、四角い入れ物にしましょうね(;´ω`;)
実際に、水をこぼされて、その辺ウロウロされたら、
後片付け、ホントに大変なのですよ…(´・ω・`)ショボーン

ええ、無知な主人公と、無謀な娘の戦いを見ていってくださいなw

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