僕の彼女はハムスター 1話 4

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変な光景だ。


目の前で麺を一本食べているハムスター。


どうしても不思議な光景を目にして、聞かずにはいられない。

 

「エリザベス・・・おいしいか?」

 

「ないよりマシね。
そもそも味が濃い。柔らか過ぎ。」

 

エリザベスにはどうやらおいしいと言う単語がないみたいだ。
その後に開けたフルーツ缶も一通り食べて、

 

「まあまあね。」


と一言。


もちろん一缶も食べれるわけもないので、残りは俺が食べたわけだが。
なんだか、俺が知っているハムスターとはどうやら異なるような気がする。

もうエリザベスをハムスターと考えるのはやめよう。

 

食べるだけ食べたエリザベスは

 

「ねぇトイレ・・・トイレどうしたらいい?」

 

これは困った。
さっきまでと違う口調のため、何だか変な感じだ。


「ああ・・・どうしよう。」


もちろんハムスターを飼う設備なんてあるわけないので、


「・・・とりあえず新聞とってくる。」


玄関にたまっている新聞と、トイレットペーパーを持ってきた。
持ってきたトイレットペーパーをくしゃくしゃにして、新聞の上にたくさん乗せた。

 

「ちょっと、絶対見ないでよね!!」
トイレットペーパーを敷き詰めた簡易トイレでわめくエリザベス。


変な話だ。
後ろではハムスターがトイレをしている。

ホント声だけ聞いていれば、後ろで女の子が着替えをしている、意地悪でとっても見たくなるシチュエーションなんだが、現実はハムスターだ。

これが理想と現実とのギャップだろうか。


「まだだからね!!」


「誰が見るか。」


「もう、いいわよ。」


振り向いたら実は綺麗な女性だったという夢物語を今でも期待しているが、ハムスターだった。
とりあえず、トイレットペーパーはトイレに流して、汚れた新聞紙はビニール袋につめた。


汚れた新聞を分けていたその姿を見てエリザベスが、


「ちょっと、トイレの後なんてじっくり見ないでよ、変態。」


確かにおしっこのついた紙をまじまじと見ていたら変態だが、勘違いしないでもらいたい。
ハムスターだ。小動物だ。

 

「変態って、おい!俺の名前は拓哉だ!
いい加減覚えろ!」


「じゃあ、タク、見ないで。」


カタコトの日本語のように細切れに言われた。
タメ口だ。

 

なんだか馬鹿にされるのもイヤなのでちょっと言い返した。


「じゃあ、エリザベスって毎回言うのも長ったらしいから略して「ザベス」って言うことにしよう。」

 

「ザベス~♪おいで~♪」

 

「キモイ!うざい!変態!ネーミングセンスゼロ!!」

 

冗談の通じないハムスターだ。
言えば言うほど心に傷を負っていくのがわかった。

 

結局エリザベスに関してはエリーと呼ぶことに、俺のことはタクとなった。

 

冗談でご主人様と呼べと言ったりもしたんだが、本気でエリーにひかれてのは言うまでもない。

 

コメント(3)

ちょっと!これは面白いかも(^^)
続きが楽しみ~

はじめまして、どうもです~。

初心者の小説なんで気長に読んでください★

インスタント麺とフルーツ缶は、本物のハムスターが
たくさん食べちゃうと下痢しますよ(;´ω`;)
早くエリーちゃん専用トイレを作って貰えるといいね( ´艸`)ムププ

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